リンパオイルマッサージ

リンパ腺の流れに沿って、体の末端から、わきの下、腹部、ひざの後ろ、足の付け根などリンパ節のある方向にトリートメントするのが特徴です。

 体を循環している血液は、酸素や栄養分を細胞にいきわたらせ、細胞が排せつした二酸化酸素や老廃物を回収する役割を担っています。しかし老廃物の中には毛細血管から血液に取り込まれないものもあります。その取り込まれなかった老廃物はリンパ液によってリンパ管に運ばれ、リンパ節を通り心臓に運ばれます。リンパマッサージは肌を直接トリートメントすることによりリンパ管に流れるリンパ液の循環を助けることを目的にしています。

リンパ系:全身を網の目のように張り廻っている「リンパ管」とその中を流れる「リンパ液」、鎖骨や脇の下、そけい部などにある「リンパ節」を総称したもの。


リンパ液:毛細血管からしみ出た血漿がリンパ管に入り込んだもの。おもな働きは、古い細胞や血液のかけらなどの老廃物や脂肪を運び、尿として体外へ排出します。私たちの体のほとんどが水分で成り立っていますが、その水分の15%が血液、8%が体液、77%がリンパ液です。

リンパ管:リンパ液の通る管で、体内にある配水管ともいうことができます。リンパ管の70%は皮膚組織を通っています。静脈と並行して、体のいたるところに張り廻らされています。

リンパ節:リンパ液の中継基地。全身で800カ所あるといわれています。微生物や老廃物の濾過をするほか。抗体を作る場所でもあり、免疫機能で重要な役割を担っています。たとえば、風邪をひいてリンパがはれるのはリンパ節内で有害物質とリンパ液が戦っている証拠なのです。






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